台湾の定番朝食
シェントゥジャンというと、「それ何ですか?」と聞かれる事が多いです。
台湾の屋台などで食べる事が出来る、定番の朝ごはんにシェントゥジャン。
スープと豆腐の中間のような食べ物です。
味はというと、日本の料理に同じような味のものがなくて、表現できないのですが、優しい味です。
とお伝えしていますが、優しい味があってるのか?と最近思うようになってきてます。
なぜかというと、意外とトッピングには香草を使うし、ラー油だってお好みで入れてもらうし。
桜えびや、ザーサイなど、個性的な材料を使ってる。
でも、優しい味になるのは何でだろう?
そこはやはり豆乳を混ぜるからなんだろう。
豆乳って素敵!!
toushouanの豆乳を使っていますので、濃厚で美味しいシェントゥジャンになる事名違いなしですw
toushouanでは、お酢も台湾の黒酢を使い、お醤油も台湾のものを使っています。
なので、お醤油はさておき、お酢も独特。
香りがウスターソースのような香りがするので、豆乳と混ぜた時にその独特の香りが広がります。
しかし、それがガツンと来るわけではなく、豆乳と混ざってマイルドな味わいと香りになり、トッピングで味がさらに色んな変化になって、楽しいのです。
toushouanでのワークショップでは、入れる内容を色んなものをご用意して、自分好みの味にしてもらうという形をとっています。
私は高知の田舎漬けが好きなので、ザーサイの代わりに田舎漬けにしてみたり、土佐のしゃくし菜なんかも入れたりします。
その他に、きゅうりのキューちゃんや、いぶりがっこなんかもいいんじゃないかと思っています。
台湾の屋台でも、それぞれの屋台の味があるようなので、その屋台の使うお漬物だったり、トッピングで味が変わるんだろうと勝手に推察しています。
なので、トッピングにもワークショップでは、パクチー苦手な方のため、三つ葉やセリ、ネギなんかをご用意して、楽しんでもうようにしています。
作るようになったキッカケ
私がこの料理を知ったのは、豆乳を販売する時に紹介出来るレシピ何かないかな?
と思って調べていた時に出会いました。
試作して食べた記憶はあったけれど、何となく記憶の片隅に埋もれていました。
コロナで旅行に行けないから豆乳もあるし、シェントゥジャン作ってくれたら嬉しいな。
ある日そんなお言葉を頂きまして、色々試作したのが始まりでした。
シェントゥジャンのレシピってとってもたくさんあって、一度作ってみたけれど、私の中ではあまりピンと来ず。
これあってるのか?
そもそもこんな味なの?
となんかモヤモヤ。
そう、実は私。。。
本物のシェントゥジャン食べたことないんです!!
でも、漠然とこれは違うな!と思って、思い切って台湾のお酢と醤油で作ってみるか。
と思い、Amazonにてお酢と醤油を購入。
さらに、いつもお世話になってるお料理の先生親子が食べた事があるというので、味見をしてもらい、そのお教室に来ている海外の生徒さんに食べて貰い、色々アドバイスをもらって、調整して作ったのがtoushouanのシェントゥジャンなのです。
通常揚げパンを添えるのでしょうが、うちは豆腐屋なので、薄い厚揚げを添えています。
豆腐屋らしいシェントウジャンになったのでは?と思っています。
シェントゥジャンの作り方
材料
・豆乳 200cc
・お酢(黒酢推奨)小さじ2
・醤油 小さじ1
・桜えび 小さじ1
・ザーサイ 大さじ1(お好きな漬物でもOK)
トッピングはお好みで(ラー油・パクチー・ネギ等)
作り方
1.桜えびは炒ってから粉末状に、ザーサイは刻んでおく
2.器に桜えびとザーサイ、お酢と醤油をいれる
3.豆乳を沸騰直前まで温めたら2の器に流し込み、全体が混ざるようにスプーンで5回ほど混ぜる。
4.お好みでトッピングを入れると出来上がり。
※お酢と醤油の分量は、toushouanの業務用を基準に作っています。スーパーなどで販売している豆乳ですと、ものによってはお酢と醤油の量を少し多くした方がいいかもしれません。
豆乳は豆腐が作れるタイプの無調整豆乳をお使い下さい。
自分好みのシェントゥジャンを
このレシピは当店の豆乳をベースにしています。
上にも書いてあるように、もしかしたらものによっては上手く作れない場合があるかもしれません。
このシェントウジャンはお酢の酸に豆乳が反応して凝固する酸凝固がキモになっています。
その為、豆腐が作れるタイプの豆乳がオススメ。
それでも、シャバシャバになるようなら、お酢小さじ1・醤油を小さじ1/2足してみて下さい。
足すときは豆乳が温かい状態で足してくださいね。
トッピングも色んなトッピングを足して、お好みのものにしてもらえたら嬉しいです。