[toushouan]が3/30(水)にOPENとなりました。
なぜ、この店をOPENさせる事になったか。
それは長い話になりますが、お付き合い下さい。
何も知らずに壁にぶつかってばかりの日々
私たちは10年ほど前に、父から引き継いだのですが、当初は何も知りませんでした。
やりたい事はたくさんありながら始めたものの、製造業の事をあまりにも知らな過ぎたと今振り返ると思います。
その頃は、移動販売などもありお客様から直ぐに食べれるものが欲しいと言われていました。
豆腐を製造すると出てくる「おから」や、まだ食べれるけれど、廃棄になる豆腐を何とか出来ないかと考えていたので、保健所の方に「総菜を作りたいんですけど、どうすればいいですか?」と聞くと、新たに別の区切られた場所に調理等が出来る場所が必要だと知りました。
そんな場所は、今のところでは作れない。。。
簡単に出来るだろうと考えていたけれど、考えが甘かった。。。
豆乳が注目された時も、清涼飲料水の許可がなければ飲み物として販売が出来ないとしり、要望はあるものの販売が出来ないと言う現実をしりました。
この10年の中でも、色んな制度が変わってその度にそこに合わせていきつつ、工場の老朽化なんかも心配しながら、この先仕事を継続していくにはどうすればいいのかとかいろいろ考え、工場を新しくした方がいいのではと考えるようになりました。
しかし、いざ取り組み始めると問題はたくさんあり、色んな方に協力頂きながら問題を少しずつ解決し、新しい取り組みなどにも積極的に初めて、来年は新たな形に!と思った矢先にコロナに。
工場を新しくする計画も、進めていたものの豆腐製造工場を作るってものすごくお金がかかる事も判明。
三ヶ所くらい検討しましたが、どれも難しいという結果になりました。
やりたかった事に立ち返る
ぶつかってばかりだけど、それだけじゃなかった事もあって、毎回色んな壁にぶつかる事に、色んな方々に助けてもらいました。保健所の方もそうですが、いつもお世話になっている業者さん、FBCで知り合った仲間や、あきんど塾で出会った仲間、商工会やよろず支援所のかた、学びに行った先で出会った仲間や、友達が紹介してくれる人達が、そのまた先に色んな方を紹介してくれ、たくさんの学びや情報を教えてくれて、協力してくれることもあり今があります。
コロナになってからも、仕事や家庭の中と色んな変化があり、今までとは違った考え方が出来るようになったのも、私たちに関わってくれる方々のおかげです。そこから、本当に必要なのは工場なのか?本当に工場が必要なのか?と考えた時に工場じゃなくても、いや工場じゃない方がいいのかもしれないと思うようになりました。
本来やりたかった事はなんだったのか?
廃棄しなければならない豆腐をなんとか出来ないか?
お客様の言ってた総菜が作れたら。。。
作ってみたい豆腐を作りたい。
食べて知って貰いたい豆腐や大豆の発酵食品。
工場じゃなくても、そんな場所が作れるのではないか?
そんな時に夫が見つけたのが今の店舗でした。
そこから、飲食店でもやりたい事が十分出来そうだ!!と思えだして、[toushouan]を作る事にしました。
工場を作ろうとした際に、お世話になったトラスト建設さんに相談したら、とっても素敵な内装にして下さいました。
これも工場を作ろうとしてなければ、出会えなかったと思うと色んな方に出会って助けてもらって出来たお店だなと感慨深いです。
マイペースな夫婦なので、少しづつ自分たちが納得できる形に作り上げていけたらと思っています。
まずは、お弁当から!!
伝えるのも上手くなく、ゆっくりではありますが、こんな感じで伝える事も少しづつ勉強出来たらと思います。